IAM Policyの"Action"区内に指定できるaction権限の一覧が記載されている場所の備忘録です。
はじめに
こんにちは、@bioerrorlogです。
IAM Policyの"Action"には、各AWSサービスのaction権限を指定します。 しかし、各サービスで提供されている全てのAPIが、IAM Policyの"Action"に指定できるわけではありません。 逆に、サービスからAPIとして提供されていないものでも、IAM Policyの"Action"に指定できるものがあります。
ドキュメントにも、以下のように記載されています。
Not all API operations that are defined by a service can be used as an action in an IAM policy. In addition, a service might define some actions that don't directly correspond to an API operation.
例えば、S3ではListBucketsというAPIが提供されていますが、IAM Policyの"Action"に "s3:ListBuckets"
としてそのまま権限を指定することはできません。
サービスのAPI Referenceに記載されているからといって、必ずしもIAM Policyの"Action"に記載できる訳ではない、ということです。
[関連記事] S3 ListBucketsの実行に必要なIAM権限
では、IAM Policyの"Action"に指定できるaction権限の一覧はどこで調べればよいのでしょうか?
その場所を見つけたので備忘録を残します。
IAM Policyの"Action"に指定できるaction権限の一覧
場所
IAM Policyの"Action"に指定できるaction一覧は、以下に記載されています。
使い方
使い方は単純です。
まず、サイドバーから対象のサービス(例: S3)を選択します。
サービス毎のページに飛んだら、そこに"Action"として指定できるaction権限の一覧があります。
ちなみに、このドキュメントにはActionに関する情報だけでなくResource typeやCondition keyについての情報も記載されています。
IAM Policyを設計する際には大いに参考にできそうです。
おわりに
今回は、IAM Policyの"Action"に指定できるaction権限一覧の場所を記しました。
これまでは、各サービスのAPI Referenceを参照しながらIAM Policyを書くことが多かったので、たまに権限付与が上手くいかないケースがありました。 これからは今回取り上げたドキュメントを参照して、正しくActionを把握していきたいところです。
それにしても、権限周りはなかなかに奥が深くて面白いですね。
[関連記事]
参考
Actions, resources, and condition keys for AWS services - Service Authorization Reference