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試行錯誤の記録

コマンドでwebpをpngやjpegに変換する

ffmpegコマンドで簡単にできたので備忘録です。

はじめに

webp形式の画像を、pngやjpegに変換したいケースがありました。 最近だとDALL·Eで生成した画像なんかもwebp形式ですね。

ググってみると検索上位には企業の自社ツール宣伝ページが多く並び、もっと簡単な方法はないのか?という気持ちになります。

ffmpegコマンドで簡単にできたので備忘録を残します。

ffmpegコマンドでwebpをpngやjpegに変換する

やり方

ffmpegは、画像や動画の処理に使われる非常に有名なオープンソースのソフトウェアです。

homebrewなどの各種パッケージマネージャや、公式サイトから実行ファイルを取得してインストールできます。


webp形式のファイルをpng形式に変換するやり方は簡単です。 下記のように変換したいファイル形式を拡張子に指定して変換します。

ffmpeg -i input.webp output.png

-iオプション後にインプットとなるwebpの元ファイル名を、その後に変換後のファイル名をしかるべき拡張子で指定します。

jpegファイルに変換したい場合も同様です

ffmpeg -i input.webp output.jpg


では、実際にやってみます。

やってみる

作業環境はMac、ffmpegバージョンは7.0.1です。

$ ffmpeg -version
ffmpeg version 7.0.1 Copyright (c) 2000-2024 the FFmpeg developers
built with Apple clang version 15.0.0 (clang-1500.3.9.4)


まずここにインプットとなるwebp形式の画像ファイルがあります。

$ ls
input.webp
$ file input.webp 
input.webp: RIFF (little-endian) data, Web/P image, VP8 encoding, 100x100, Scaling: [none]x[none], YUV color, decoders should clamp


下記コマンドで、webp形式の画像ファイルをpng形式に変換します。

ffmpeg -i input.webp output.png

コマンドを実行すると、output.pngが生成されました。

$ ls 
input.webp  output.png
$ file output.png 
output.png: PNG image data, 100 x 100, 8-bit/color RGB, non-interlaced


続いてjpgファイルも生成します。

ffmpeg -i input.webp output.jpg

無事jpgファイルも生成できました。

$ ls
input.webp  output.jpg  output.png
$ file output.jpg 
output.jpg: JPEG image data, baseline, precision 8, 100x100, components 3

おわりに

以上、webp形式の画像ファイルをpngやjpegに変換する方法の簡単な備忘録でした。

どなたかの参考になれば幸いです。

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参考